さて、今回のもう一つのSさんのチャレンジです。
Sさんはそのライブベイトラインのリリースゴムを括って
手でカツオの動きを感じ、カジキのヒットを体で感じたいのです。
カジキがカツオを食い込む様子を肌で感じておくことはカジキを知るという点でも
なにか参考になるだろうという知識欲です。
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ライブベイトトローリングは、デッドスロー。
午後のまったりした時間が、ゆっくり流れていきます。
すると突然Sさんが、叫びます。
「 おっ、おっ、おーーっ!カツオが暴れだした、きてる、きてるっ!! 」
すると、リリースゴムがギュイーーンと伸びて、バッチン!!
ヒットだ!!
フリーにしてあったリールをサミングしながら、テンションをかけないように送り込む。
キャプテンを始め船上は、ルアーのヒットとは違う緊張感に包まれます。
10秒・・・・・・・
20秒・・・・・・・
30秒・・・・・・・
静寂が続く・・・・
・・・・・・
キャプテン、 「 行きますよ! 」
Sさん、 「 OK! 」
キャプテン、 「 Gooooo! 」
Sさんは、レバードラッグを 一気に入れて フックアップ!!
ラチェットが りりりりりりり・・・・・と
鳴りひび・・・・かなーい!あとが続かない。
すっぽ抜けた・・・・ フックを回収してみると、目通しのタコ糸がボロボロです。
キャプテン曰く、サメかも・・・
Sさん曰く、 カジキじゃないけど、なんとなく食い込む様子が手に感じることが出来た。
でも、ゴムのバッチンはなかなか痛いヨ!
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さっそく
次のカツオを釣りに行きます。
しばらくすると「ツムブリ」をキャッチ。
キャプテンに 「 ツムブリは、食いが良くないよね 」というと、
「 ライブベイトはベイトがあるうちに使わないと、次にカツオが釣れる保証がないですよ 」という。
その通りだが、ナブラも見えるし、カツオを追うことにした。
遠くに鳥山、ナブラを発見。 ボートのスピードをあげてナブラを追う。
すると、ナブラの回りでカジキが跳ねる。カツオが釣れる。
目通しして、ライブベイトを流す。
・・・・・・
喰わない・・・・
時が過ぎる・・・
カツオもバテる・・・・
次は私がリリースゴムを持つ番です。
まったりとした、時が流れていく。
リリースゴムを持つ手も疲れるし、眠くなる。
それを見てSさんが、
「 リリースゴムを口で咥えていたら眠くならないよ! 」
アホな私は すぐやってみる。
口に咥えたリリースゴムがカツオの動きで伸びたり縮んだりする。
コワーーーイ!!
いつ、顔にバッチンくるかわからないので、腰が引けてしまう。
3人みんな順番で経験してみるが
ヒット& バッチン ゲームは、 ロシアンルーレットよりオソロシイ!!
腰が逃げている私!
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アホなことやっているうちに、
カツオも付き合いきれなくなって、バテた。 |
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