11月5日
成田からケアンズへ
ケアンズには成田と関空から直行便が出ているので7時間で着く。
夜8時過ぎの便に乗ると早朝4時過ぎにはもうケアンズの空港だ。
こんな朝にも関わらずデビッドとシャロンが迎えに来てくれていた。
彼らと会うのは初めてだが、メールや電話での7年にもなる付き合いなので、
旧知の友人に会うような気持ちだった。 |
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まだ朝早いので、とりあえずケアンズ市内のアパートメントホテルに直行する。
空港とケアンズの町は隣接していて車でほんの10分くらい。
町は小さくまとまっていて、その気になれば町を全部歩いて回ることもできそうなくらい瀟洒な町だ。
港ならぬマリーナが町の中心に位置し、その周りにハイアットやカジノを併設したリーフホテルなどの
大型ホテルが4〜5棟並んで、その周りには観光客向けのレストランやショップが立ち並んでいる。
長さ200m横は3ブロックくらいのエリアが観光客ゾーンになっている。
小さいけれど気持ちの良い空間になっている。
ケアンズも治安がいい場所なのでどこに行っても不安がない。 |
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ケアンズシティマリーナは、その町の大きさに比べるとすごく大きい。
世界各国のオーナーがここにボートを置いているそうだ。
最大のボートは最近入ってきた300ft艇。
フロアが6階になっていてアフトデッキ?どこがアフトデッキかわかりませんが、
ヘリコプターが発着できるようになっていて、空港からヘリでこのボートに移動してくるらしい。 |
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着いた日はケアンズ郊外のレインフォレストに連れて行ってもらう。
海からの湿った風が山にあたって、高温多湿なジャングルを形成するレインフォレストは、
ハワイの山によく似ている。
オーストラリアはどこでも自然をすごく大切にしている。
そこに税金を使っているのがよくわかる。
日本みたいに予算がどこに消えたかわからないような使われ方じゃないから納得できる。
いい国だ。 |
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11月6日
今日は出航準備の買い出し。
ボートでの7日間は3食とソフトドリンク付。
スイーツやお菓子、好きな飲み物とアルコールだけ買い込んでいけばいい。
海外のスーパーやホームセンターなどで時間をかけて見て歩くのが楽しくて好きなのだが、
それは自分一人でないとゆっくりできないからまたの機会にしよう。 |
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オーストラリア全般、とにかく物価が高い。
ペットボトルの飲み物がスーパーで1本3ドルくらい。
ファーストフードやテイクアウトの店で5ドル弱。
コーラが500円!
2ドル以下のものなんてなんにもない!
マクドナルドでビッグマックSetが1600円。
路地裏のフードコートでも1000円以下のランチがない。
でもどんなに高くても海では買えないのでとにかくやたら買い込んでおく。
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6日の夜は船中泊になった。
チャーターした「HOTSHOT43ft」はケアンズマリーナではなくて、
もう少し北のヨーカーズ・ノブ・ボートクラブに停泊している。
ケアンズマリーナは高いらしい。
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宿泊するのはHOTSHOTではなくて、同じオーナーの所有艇の「バイキング55」にお泊り。
ベッドルームも2つあって快適だなと思ったら、夜になってもキャビンのライトが付かなくて真っ暗だ。
壊れているわけじゃなくて、誰もスイッチの場所がわからない。
他は全部つくがキャビンだけ真っ暗。
それでたまたま今日フィッシングタックルショップで買ったハンディライトがさっそく役に立った。
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11月7日
「HOTSHOT43」は、オーストラリアのオブライエン製の43ft。
スキッパーのイアンに言わせると、どんな波でもどんなに遠くても、どこにでも行ける最高のボートだそうだ。 |
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イアンのほかにクルーが2人。
2人とも筋肉質で機敏で負けん気が強そうだ。
一人はまるでK-1ファイターの山本キッドそっくりで、刺青がよく似合っている。 |
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8時には出航予定だが、8時に桟橋を出てそれから給油。
なんだかんだで、出航は9時過ぎた。ゆるいネ。 |
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マリーナをでると一面の濁り潮。
岸が粘土質なので、沿岸は一年中泥濁りしているそうだ。
その泥土が名産のマッドクラブやマングローブを育てている。
少し沖に走ると1マイル四方くらいの島がある。
桟橋があって、ボートが着いていて、ホテルが見える。
まるで熱海沖の初島みたいだ。 |
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それを過ぎて20マイルも走っただろうか、ボートはスピードを落として小さなルアーを流し始めた。
ベイトフィッシングだ。
カジキを釣るポイントは120マイル先で、6時間走るとばかり思っていたので聞いてみると
どうもケアンズ近くのリーフでビッグワンの情報があるから遠くに行かないらしい。
ケアンズの沖20マイル付近に沿岸に沿って、南北数百キロにわたってリーフが点在している。
そのどこにビッグマーリンがいるか情報を集めてそこに行く。
遠い時は120マイル先までいくことがある。ということだそうだ。
まあ、近くにビッグマーリンがいて運がよかったということだね。 |
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リーフの内側、大陸寄りはうっすら潮が濁っているのですぐわかる。
ベイトはリーフの内側が多い。
ベイトの種類は1番マッカレル、2番イエローフィン、 3番40p位のボラみたいなの。
マッカレルはよくサバと言われるけど、オキサワラと本サワラの中間みたいで、
どちらかというと本サワラの色がベージュになったような感じだ。
60p2sから90p3s位。 |
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イエローフィンはキハダで3〜4sサイズ。
3番のボラタイプは使ったのは1回だけ。
オキサワラも釣れるが3sサイズは人間のランチ。
ライブベイトではなく、全部スキップベイトで使う。
ボートの冷凍庫にも5本くらいストックがあるが
毎朝まずベイトフィッシングから始まる。
1日分5本は確保したいようだ。 |
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1時頃 ボートをリーフに突っ込んでランチタイム。なにを食べたんだっけ?
2時頃 ベイトフィッシングをしながらリーフを離れてリーフの外に出る。
リーフから外洋に出るとカンカンの真っ青い潮になるのですぐわかる。
時々2.5mを超える波が入ってくる。
このあたりはこのシーズンを通して一日中6m〜8mの風が吹く。
ベタ凪もなければ大荒れもないそうだ。
だから120マイルも出られるのだね。
リーフから1〜2マイル出たところで、いよいよマーリンフィッシング!
左舷40mにマッカレル、右舷30mにイエローフィンの2本だけアウトリガーで流す。
あんな大きな魚を曳いたらアウトリガーが折れそうだな、と思ったら
太いカーボンロッドだった。なるほどね。
このあたりにビッグマーリンが現れた情報があったらしい。
他にも2艇いた。
いや、2艇しかいなかったというべきか?
16:20 スキップベイトにカジキがチェイス。喰いこまなかった。
17:05 ベイトを見ていると突然マッカレルが空を飛んだ!
自分には見えなかったが鮫に尻尾をかじられたそうだ。
もう5時過ぎたというのに何時までやるつもりだ?? |
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17:45 マッカレルにカジキがキターッ。
カジキがベイトにアタックすると、リガーのリリースクリップが外れて、その瞬間にボートを止め、
ラインのテンションがかからないようにする。
アングラーはリールのドラッグが2s位になっているのを完全にフリーにし、サミングしてバックラッシュに備える。
同時にラチェットもフリーにする。
もう片方の手の指先でリールの先のラインを軽くつまみ上げて、カジキがベイトを喰いこむのを待つ。
カジキがベイトを咥えるとラインが伸び始めて、軽くつまんだラインが指から外れる。
そしたら1、2、3、4、5までゆっくり数えて、5で、ドラッグを12sまで一気に上げ、
そのまま一気にリーリングを始めると、ラインが張って竿先に12sのテンションがかかる。
Goの代わりにこれだけでフックアップ!
テンションがかかると同時にカジキが動き始めてラインが出ていってヒット! |
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130lbタックルを抱えてチェアに移動するが、12sのテンションがロッドの先端にかかっているので
ロッドを立てると危ない。
ロッドはカジキに向けて寝かせたまま移動する。
チェアに座ったら ファイト開始。
ベイトに喰ったカジキはルアーで釣った時のように、200mも300m走るようなことがない。
もちろん口にかかったフックを外そうと、首を振り暴れるが走り回ることはない。
だからカジキはせいぜい50mの範囲内にいて元気そのものだ。
300lbサイズなら5分で寄せてタグを打って終わりだが、
リーダーをとったとたんに首を振ってジャンプして大暴れ。
ジャンプのあまりボートに飛び乗ってくることもしばしば。
ビデオ>YouTubeのルアーズチャンネル“ケアンズ 危険なカジキ2”
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一人目のアングラーはデビッドの奥さんのシャロン。
グランダーをキャッチしたことも、オーストラリア記録の220lbのキハダをキャッチしたこともあるベテランだから
この300lbサイズはなんなく10分でタグを打った。
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その後は、ベイトを曳いたままリーフに向かって18:20に終了。
暗くなる中をリーフの中に入った。
近くに大型のダイビングボートがいる。
ダイビングボートと言っても、リーフに泊まり込む大型100ftサイズで、20人くらいがステイできるようだ。
停泊した場所は水深7〜8m位で、海底の岩場が黒く見えるようなところ。
ここの魚は、ボートがくるとパンくずや餌がもらえるのを知っているようで集まってくる。
大きいのは60p位あるレッドバスやスナッパー、GTの子供などで、
針に餌を付けると喰ってくるのでPE1号でやるとちょっと遊べる。
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片付けが済んで、FBからスキッパーのイアンがキャビンに入ってきて
一人でブツブツ言っていた。
「 シー イズ ゼア 」
「 シー イズ デフィネイトリー ゼア・・・ 」
「ビッグマーリンが間違いなくいる」と言う。
やる気だね、イアンは明日やる気だ!
イアンのあだ名は「ワブルス」という。
ワブルスとは酔っ払いがフラフラ歩くのをワブルスというらしい。
酒好きなんだ。
ワブルスはとっても笑顔がチャーミングで、ジョークが大好き。
笑ってばかりいる。
3食の料理もほとんどワブルスがするが GOOD COOK。
ステーキはレストランより美味い。
よく出たのがフィッシュ&チップス。
フィッシュは釣れた2sのオキサワラ。
淡白でホクホクした味。
昼はそれをサラダと一緒にトルティーヤで巻いたランチ。
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で、今日は4時以降にヒット3発。
夜、ワブルスにカジキの釣れる時間を聞いたら
一言 “ レイター ! ”。
夕方4時から5時30分がゴールデンタイムだそうだ。
そうか、だから朝はゆっくりなんだね。
それで夕方6時まで釣っていたいから、近くてもそのままリーフに泊まり込む。
そういうことだね。
HOTSHOTにはベッドルームは1つしかない。
バウキャビンは両側に2段ベッドがあるので4人泊まれる。
しかし、デビットと自分の荷物で左舷側が占領されているので、
右舷側の下段に自分、上段にクルーが1人、もう一人のクルーはキャビンのソファ。
スキッパーのイアンはFBのソファの足元に台を置いて、
ベッドを作っていてそこで寝ている。
よく揺れるだろうな。
2段ベッドの後方の右舷側にはシャワールームとトイレが並んでいる。
ボートにはウォーターメーカーが積んでいるので十分な水量があるが、
口に入ると、オェ!となる。
殺菌の味かな?
口に含むときはペットボトルの水を使う。
水回りの左舷側にベッドルームがあって、小さめのダブルベッドが隙間なくおいてある。
どうみてもデビッドとシャロンには小さすぎる。
ステップをあがるとキャビンだ。
キャビンの前側にはキッチンが通路の両側に並んでいる。
左舷側にギャレー、右舷側にシンクがある。
ギャレーの下に冷蔵庫があって、自分で勝手に好きな飲み物を持ってくればいい。
キャビンには通路を挟んで左右にソファが並んでいて、左舷側にはテーブルがついている。
左舷側のソファのほうが大きいのだが、デビッドのお腹がテーブルとソファの間に入らないので
右舷側のソファでシャロンの膝に足をのせて寝ている。
自分もテーブルの横のソファに寝転んで一日中ごろごろしている。
この居住空間で7日間過ごすわけだが、最低限必要なものは充分揃っている。
が、プライベートは全く無いし、なんといっても狭い。
リーフの中と言っても波はあるので、いつも揺れている。
寝るときは波の音がチャパチャパとうるさいがそのうちに慣れた。
みんな9時には自分の場所に戻っていって静かな夜を迎えた。
波の音以外は。
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11月8日
06:30 朝食はシリアルやトースト、昨日の残りなどをそれぞれ好みで食べる。
食事がすむと、やっぱりパンの切れ端をもってデッキにでる。
朝は、夜とはまた違う魚がボートの周りに集まっている。
夜の獰猛な顔つきの魚は少なくなって、カラフルな黄色やブルーのきれいな魚が多い。
パンを投げると集まってくる。 |
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07:20 出航。
リーフを出て、今日もまずはベイトフィッシングに行く。
ロッドを4本出して、2本はダイビングミノーを曳き、もう2本は表層を小さなルアーを付けて曳いているが
ヒットしてくるのは、圧倒的にダイビングミノーだ。
まったくよく釣れる。
オーストラリアの「HALCO」というメーカーのミノーだ。
もちろん買って帰って試しすことにする。
ワブルスに言わせれば、30sまでの魚釣りならこれだけで十分だ。
のちにデビットが、このHALCOに喰ってきた50sサイズのイエローフィンと、20分ファイトをすることになる。
残念ながらフックが伸びてバラシてしまった。
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11:00 カジキのポイントに入りベイトを流す。
水温28度。
左舷40mにマッカレル、右舷30mにイエローフィンの2本だけ
アウトリガーで流すのはいつもと同じ。
今日はセンターショートにあの「ビースト16のイエローヘッド」も流すことにした。
昨年はよくこれに喰ってきたそうだ。
今度は自分がファイトする番だから、アフトデッキに構えて待つ。
ラインシステムはIGFAに準じていて、ナイロン130lbをビミニツイストでダブルライン、
600lbナイロンのワインドオンリーダーにスナップスイベル 。
巨大なサークルフックには、フックリーダーはナイロン750lb。
太さは3.5o位ある!
日本から、ビースト16などのルアーを何本か持ってきたが、全部120号。
細くて出すのが恥ずかしくなった・・・・。
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11.25 カジキ キターーッ!!
突然左舷側から突進してきたカジキが背中を出して
右舷側のイエローフィンに襲い掛かっていく!
リールの横についてドラッグをフリーにしてラインを指でつまんで・・・・と思ったけど
もうすでにラインがどんどん出て行っている。
なんとカジキは突っ込んできて、そのままベイトを丸呑みしてもう動き始めているのだ!
そのままドラッグを12sにあげてフックアップ!!
ロッドをポストから抜いたその瞬間、またカジキが動き始めて
ロッドをひったくられて体がよろけた。
慌ててドラッグを少し緩め、体制を立て直してチェアに座る。
いつもドラッグは5s〜7kgなので
130lbタックルとドラッグ12sがむちゃくちゃ重い。
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チェアに座ってファイトに入る。
チェアのフットステップの位置が、大きな人向けのポジションになっているので体が浮きやすい。
デビッドの体重は130s、シャロンも100s近いなかで、
68sの自分は軽いので、ドラッグ12sでもカジキが動いてラインが出て行ったら
体が浮いて持っていかれそうになる。
体が海に持っていかれないように、カジキが動いているときは
右手をリールのハンドルからチェアの端に持ちかえて、そこにしがみついて耐える。
ロッドは海に持っていかれて右手だけで体を支えるので、バランスが悪くてなかなかきつい。
15分くらい寄せては出されての繰り返しで、
クルーがもっとドラッグをあげるように言ってきた。
「No, I will not. It’s Max drag for me !! 」
でもワブルスは許してくれなかった。
FBから、 ドラッグをあげろ〜!
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ドラッグを20sにあげたとたん、すごい力でカジキが動く。
右手で必死にチェアにしがみつく。
リーリングなんてとんでもない。
ラインが出るのが止まればリーリングを開始するが、カジキだって突然動き始める。
カジキに体を起こされて右手をのばすが、もうチェアに指が届かない!
やばいっ! と思った瞬間、
クルーが後ろからハーネスをつかんで抑えてくれた。
よかった〜。 クルーもなれている。 助かった〜。
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もう一度体制を整えて今度はローギアに変えてファイト。
25分でリーダーをつかんでは放され、またつかんでは放し、
3度目にようやくタグを打って決めた。
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充分デカイサイズだった。
ワブルスに聞くと「900lb」と、さらっと答えた。
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スキッパーのカジキの体重の見積もりは、どのくらい正確なのかな。
1000lbを超えるサイズになると、アングラーの要望で、持って帰って計量することがある。
遠征の場合は、帰港するまでマザーシップの冷凍庫に預けることもある。
それで計量時に1000lbに足らないとスキッパーの恥。
かと言って1050 lbをキャッチしなかったら、グランダーの実績が伸びない、下手くそなスキッパーとなる。
サイズのエスティメイトは、スキッパーの大切な才能だね。
誤差30lb以内でないといけない。
850lbサイズの話は時々出てくるから、900lbとは分けているが、
950lbの話はあまり出てこないから、1000lb以下は900lbサイズなのだろうね。
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デビッドもワブルスも、あちこちに
「日本のゲストが900lbを釣った」と電話している。
1000lb超えると「グランダー」と言って、最後に「er」を付けて敬意を表するのと同じように、
900lbには「900パウンダー」と最後に「er」を付けて敬意を表してくれる。
それだけ大きなサイズだということだ。
ちょっとうれしい。
マリーナに帰ってからも紹介されるときは
「900lbを釣った日本からのゲストのMasaaki」といわれ、
みんな「コングラッチュレイション!」と言ってくれる。
ちょっといい気分です。
ビデオ>YouTubeのルアーズチャンネル“ケアンズ 900Lb
ブラックマーリン”
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それにしても、アングラーでも大変なのだから、リーダーマンはどれだけきついか聞いてみた。
グランダーとのリーダーファイトは、
いまでも “ ウイイイイイイィー !!
” だそうだ。
ケアンズのリーダーファイトはK-1ファイター似の皆様におまかせします。
今まではリーダーをとるのが好きで、
寄せたときにカジキが元気なくらいのほうが楽しいと思っていましたが、
もうこれからはリーダーファイトが楽しいなんて言うのはやめることにします。
もっと緊張感と謙虚さをもってリーダーをとることにします。
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16:50 デビットの順番でカジキヒット!!
130sのデビッドは、130lbタックルに負けない。軽々とリーリングしている。
ドラッグを20sにあげても体が浮かない。
100sのシャロンは時々体が浮いている。
300lbあるかないかのサイズで、5分足らずで寄せてタグを打った。
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リーダーをとって寄せてきているので、ビデオを撮ろうと、アスターン左舷に寄っていくと
そこでまたカジキが暴れ始めた。
やばいなと思って、右舷側に逃げようと体の向きを変えて
数歩進んだ時に、自分のすぐ横の船べりにカジキがジャンプしてきた。
自分の真横まで飛び上がってきたカジキは、カメラを持った自分の手にあたりながら
ビルを自分の10p前に振り下ろしてきたのだ。
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あっ、という間の出来事だったが、あと一歩自分が前に進んでいたら
カジキのビルが自分の体を切り裂いて、大惨事になっていたかもしれない。
その時自分が右手に持っていたカメラには、カジキが大きな口を開けて
カメラに向かって飛び上がってきて、自分のすぐ前にビルを振り下ろすシーンがそのまま映っている。
短時間で寄せたカジキは元気すぎて怖い。
ビデオ>YouTubeのルアーズチャンネル“ケアンズ 危険なカジキ”
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