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ギャフリグシングルはどんな理由で高フックアップ率を実現するのでしょうか?
下の写真はそんな疑問を持ったときに実験したものです。 |
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左がアイを固定しないフリースイングリグ、右が固定ギャフリグ。
ダンボールに吊り下げた時の2種類のシングルフックの針先の立角度の差に注目! |
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フックアップはどちらが有利か容易に想像できますね。
針は刺さり始める時のベクトルが針先の方向と異なるフリースイングリグ(左)は、固定ギャフリグ(右)とでは
カエシ手前針先から5mmまでの貫通に必要な力では顕著な差がでました。
フックアップに必要なドラグ値
さて、どれくらいの力が掛かればフックアップするのでしょうか?
簡単な実験をしました。多少の参考になれば幸いです。 |
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フリースイングリグとギャフリグでダンボールを通すのに必要な力をドラグテスターで計りました。
予想に反し、写真のようにダンボールを貫通するのに必要だった力はどちらも約2kg弱と同じでした。これは返しの部分が入るまで引っ張った場合での値です。しかし違いが明確に現れたのは針先が入り込み始めるタイミングです。ギャフリグの針先は遥かに早期から、少ない力でダンボールの中に入り始めました。ここに高フックアップ率を誇る所以があります。
スカートエンド一杯のフック位置
フックの位置はIGFAルールを考慮し、フックのアイ(輪)が、スカートに隠れるようにセットしますが、フックの大半はスカートの後方にはみ出させ、特に針先はスカートに邪魔させずにカジキの口に掛かるようなセッティングにします。
大きめのフックを使用
通常使うサイズが9/0の場合、10/0の大きいフックを使用しましょう。ゲイブ(フックのシャフトから針先までの距離)の広さを活用することで、よりカジキを掛けやすいと考えます。フッキングに持ち込む初期の力が少ないということは、低いドラグ値設定の50ポンドや30ポンドタックルに向いているリギングと言えます。 |
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ビッグゲームルアーズでは、新発売のBGマックにギャフリグシングルを推奨しています。 |