フィールドレポート カジキマグロトローリング ビッグゲームルアーズ
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Vol.24 「相模湾 ジョイフィッシュマリン 神水1号 釣行記」 (2006.9.28up)


9月20日
釣行前日 突然のチャーター手配

一昨日まで風速10mを越えていた予報が、昨日になって急に風がおさまる予報に変わった。
以前から神水で相模湾西からカド根、大島まで出かけてみたいと思っていたので、
急遽、横浜の友人Yさんに連絡すると都合が付いた。
早速平塚のジョイフィッシュマリンの角屋さんにTELすると、
ボートの試乗が入っているけど、都合がつくよう調整してくれると言うことだったので、早速準備にかかった。
雲がおおくてNOAAの今日の画像ははっきりしないが、
昨日のNOAAでは房総沖から、大島南の大室出しに向かって、黒潮の細い枝流がくっきり入り込んでいる。
枝流の先端は大島の西を回りこんで湾奥に向かい、赤沢の根のあたりまで入り込んでいるようだった。
当初は神水2号で伊東沖辺りまでの釣行計画だったが、
潮の様子が見えないのでFB艇の神水1号で大島まで広範囲に探れるようにお願いした。


9月21日
釣行当日

平塚新港に7時30分到着予定だったが、厚木で渋滞にはまり
平塚新港に着いたのはもう8時半になっていた。
先に着いたYさん角屋さんにぺこぺこ謝りながら乗船し、すぐにもやいを解き、
一ヶ月前から気になっていた伊東沖に23ノットで向かう。
風が北東で追い波にのって走るので比較的楽だがカタマラン独特の走りが体になじめない。
いつもと違う揺れ方でタイミングが狂う。





しばらく走って、真鶴ラインを通過中、角屋キャプテンが、
「いつもここに潮目が出来るのに今日はないですね」と言う。
あるべき潮目がないのはいい感じではないが、とにかく目標地点の初島沖から伊東沖まで行く。
水温は25.8度。




初島沖までくると水温が徐々に上がりだす。
鳥も増えてきた。
しばらく南下して伊東沖まで来ると水温が26.8度まで上がり、水色もかなり良くなってきた。
鳥も増えてきたので、タックルを準備して流し始める。
カジキだけ狙うのもどうかと思ったので、マグロルアー、カツオルアーも流すことにした。
センターにホークとペンロング、リガーロングにボブシュナイダー、リガーショートにブラックキャット スイマー。
コーナーショートにAMMOスキル、トップガンタイプの大型ルアーだがスピードに幾分強いルアーだ。
コーナーのベリーショートに中型のカツオルアーのペンカットをおいた。
カタマランは曳き波が小さいのでルアーポジションが曖昧になるが、
ルアーの泳ぎには影響はなさそう、と言うよりどこにおいても問題なさそうだ。

南下しながら曳いていくと、鳥山が見えてきた。
到着した頃には、鳥も散ってしまっていたが、魚の気配はある。
しばらく行くとベリーショートのペンカットになにか食いついてきた。
期待は3kgのカツオだが・・・シイラのジャンプが見えた。
ほとんど同時に、リガーロングのボブシュナイダーにもヒット・・・だがこっちもシイラ。
イワシのナブラによったシイラの群れに突っ込んだらしい。
シイラのダブルヒットはうれしくない。
すぐラインを回収して、リリース。



赤沢の根辺りに向かって南下していくといつのまにか水温が下がって25.6度。
さらに曳きながら南下しても水温水色は変わらず、あるはずの潮が見つからない。
伊東沖にあった26.8度の潮で粘った方がいいかもしれないと思いつつも、今回は目的地まで行くことを優先。
そのままカド根を経て、大島と利島の真ん中の大室出し方向に向けるが潮の変わる気配はまったく無い。
昨日までNOAAに写っていた潮は結局さがせなかった・・・・というか、もうどこにもなかった。
潮の動きなんて早いから仕方ないけど悔しいですね。
大島沖でカジキは諦めて、千場沖のメジ、カツオを狙いに行ってみる。

千場沖には遊魚船が入っていて散水しながらイワシを撒いているが喰いは渋いようだ。
カツオも、散水やイワシの撒餌にも付かないようで、しきりにポイントを移動している。
しばらく曳いても喰ってこないので、ルアーを小さなペンショートに変えてみると、すぐに食ってきた。
50lbタックルなのでラインは出ないが竿先がキュンキュンお辞儀をする 。
ヒラソーダだった。





2時30分、千場沖から大島北に船首を向けて曳きながら帰る方向に向かうが、
千場を離れるととたんに魚ッ気がなくなった。
元町港沖を通り、大島の北の岬でタックルを片付けて、平塚に向かう。
その頃には風もおさまって、ほぼ凪状態で快適に巡航できた。

帰路の平塚沖3マイルくらいでボートが急に向きを変えた。
座っていたファイティングチェアーを降りてFBに上ると、キャプテンがメジのナブラを見つけたようだ。
カジキの経験は浅いと言うことだが、目は漁師並みのキャプテンだ。
早速ボートに乗っていたキャスティングロッドを借りて、Yさんがピンクの20gくらいのジグを投げる。
周辺メジのナブラだらけだが食いはいまいち渋い。
ようやくかかったメジも手元でばれた。
ボートの廻りのあちこちで、モジリが見えて、
「後ろだ、後ろォー」とか、
「右だぁ、右45度30メーター!」とか、FBで大騒ぎしていると、
キャスティングするYさんもどっちに投げていいのか、
外野がうるさくなってきたのか、
いい加減な方向に投げるとそこにもちゃんとモジリがあったりするくらい魚影は濃い。
でも、表層を曳こうが中層を曳こうがやっぱり食ってこない。



諦めてボートを走らせ始めると目のいいキャプテンがまたすぐナブラを見つける。
止めてキャスティング。
また走る、また止めてキャスティング、
また走る、止めてキャスティング・・・・
まるで夜の歌舞伎町を歩いているみたいに、なかなか帰れない!
すごい数のナブラだ。
メジ、サバ、ヒラソーダ、平塚沖はあれやこれやのライトタックル天国ですね。
結局3マイルの距離を1時間半もかかってマリーナに到着。

相模湾のカジキはもういなくなった気配だったけど、
伊東沖から赤沢、カド根にかけては、来年のいい時期にまた狙ってみたいフィールドでした。

ジョイフィッシュマリン
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