午後になってもヒットはない。 海も荒れてきた。 ぼーっとしていたらFBのシートから 転がり落ちてしまった。 自分のボートで出るときにはない気楽さが 緊張感を失わせている。 チャーターボートに乗っていると いつものような準備やらセッティングやら 操船やら、無線やら、 ポイント探しやら、一切何もする事がない。 つまらないと思う人もあるかもしれませんが、 これはこれで、気楽で楽しい世界ですね。 始めは自分の仕事がないことに、 違和感を覚えたが、 何もしないでいいことに慣れるのは、すぐだった。 ファイティングチェアーの上で、 遠くの海や波や、それぞれのルアーの動きを ずっと眺めていたり、 キャビンで寝そべっていたり、 FBでキャプテンと話をしたりと、 張り詰めた緊張感のない カジキのトローリング。 こだわる釣りもあるだろうけど、 こだわらない釣りの、のほほんとした 楽しさが心地よい。 城下町を流れる小川で、屋形船にのった殿様が、 ひらひらとタナゴを釣る、そんな気分ですな。 お大臣釣師 万歳。
もっとお気楽にチャレンジしてみようよ。 経験者でも初めてでも。 自然相手の釣りなんだから、 釣れるときは釣れるんだからさ。 釣れなくても釣りに行きたい欲求は満足するじゃん。 ワイキキから10分、ハーバー出て10分で カジキのトローリング出来て、 至れり尽くせりで、のんびり釣りしてれば、 結構楽しめるじゃない。 コナに行ったってコんナもんだよ。 2日間で小さいけどカジキ1本 、シイラ1本、 大カツオ1本、これだけ釣れれば、 十分納得、楽しめました。