フィールドレポート カジキマグロトローリング ビッグゲームルアーズ
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Vol.2 「ダウンリガー フィールドテスト 12月11日(2)」 (2005.3.17up)
 
「もうちょっと岸によってみよう、ダウンリガーは30mぐらいだから、底に着けば判るよ」
そうか、ダウンリガーのウエイトで底タチ取ればわかるよね。
でも、10lbのウエイトのワイヤー付けて根掛りしたらどんなことになるのだろう????


直径10cmもある錘が、岩礁地帯に近づく・・・・・

錘が岩にぶつかる・・・・ゴツゴツッ ゴツゴツッ!!・・・アッーアッ!アッ!

岩と岩の間に 錘が ガシーッ・・・

でもボートは急に止まれない!!

すると、ワイヤーが キューンとうなりをあげる・・

ボートは進む

ワイヤーはキンキンに張り詰め、ダウンリガーは弓のように曲がり、海面に突っ込む

ボートは船尾左舷を引かれ、不安定になり、大きく傾く・・・!!


そのとき運悪く、右舷から大きな波がしぶきをあげて襲いかかった・・・

ボートは限界まで傾き、ダウンリガーのワイヤーは、キューンと最後のうなりをあげた

次の瞬間、限界を超えたワイヤーがバシーッと大きな音を立てて、


き・れ・た・!!

限界で絶えていたボートは、その瞬間に力尽きた・・・

アーッ!!


という、シーンが瞬間に脳裏に浮かんだ。


・・・「大丈夫なの、そんなことして」

「大丈夫だよ、ここ、砂地だから。万が一根がかりしても、ダウンリガーにもドラッグ機能ついてるから。」
でも初心者としてはちょっとコワイじゃないか・・・
そのまま進むと、ダウンリガーロッドの先がゴツゴツおじきを始めた。

「底着いたよー」 と、声をかけて、棚を取り直す。

・・・あっけなく作業終了

水深は45mだねー。
魚探おかしいよー。

結局 魚探は使えず、
サワラのタナも深度もよくわからない状態。

底から5ヤード上げて40で底を流し、
右を30で中層を流す。

深さを変えて、違う棚を狙い、
2本のルアーが絡むのを防ぐためだ。

「うん?なんか変だな。 あげてみよう。」

「あーっ エソがついている」
ダウンリガーの初物は エソ でした。

その後は、みんな交代で運転したり、
ダウンリガーを操作したり、
釣れないねと、ぼやいたり、
昼寝したりと、好き勝手に過ごした一日でした。

職漁船もいつのまにか海域を離れ、
プレジャー無線でもサワラの釣果を聞くこともなく、結果はエソ4匹だけに終わりました。

ダウンリガーの操作にもなじみ、
ダウンリガーの扱いも思ったほど大変ではなく、
アウトリガーを扱う程度のものだということがわかっただけでも、大きな勉強となりました。

これで表層以外に深度100mを超える深度までルアーやサンマを曳くことが出来ます。
メカジキを狙うことも可能になりました。

ただ、ワイヤーが水を切る際に振動して、ブーブーとうなることがあって、魚が嫌いそうだねと、
みんなで問題提起。

PEやケプラーなどに取り替えて様子をみる必要もありそうです。

魚探が壊れた状態でも、
初めてのダウンリガーにしては、上出来の働き。

次は、クロマグロの海へ・・・・・!?

いよいよ ダウンリガー フィールドテスト最終回!
近日公開予定!!
「あーっ エソがついている」
ダウンリガーの初物は エソ でした。
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