フィールドレポート カジキマグロトローリング ビッグゲームルアーズ
フィールドレポート カジキマグロトローリング ビッグゲームルアーズ
Vol.8 「The 19th Lizard Island Black Marlin Classic」
byトップガンフィッシングア山氏 (2005.10.25up)
The 19th Lizard Island Black Marlin Classic
The 19th Lizard Island Black Marlin Classic
トーナメント紹介
世界中のマーリンハンター、特にグランダーと呼ばれる1000ポンド(452kg)オーバーの釣り師憧れの大型カジキが釣れる事で有名な第19回リザード・アイランド・ブラックマーリン・クラシックの乗船リポートをお届けする。

リザードアイランドはオーストラリアのグレートバリアリーフ北部に位置し、ケアンズから北に飛行機で約1時間の所に位置する。 本大会はそのリザード島を基地に島の南北に広がるグレートバリアリーフ沿いのブラックマーリン(シロカジキ)が集まる世界屈指の名ポイントを舞台に10月9日から15日(7日間)の日程で行われた。


このグレートバリアリーフ北部の南太平洋に面したサンゴ礁のカケアガリは世界でも数ヶ所しかないといわれるシロカジキの産卵場所で、9月下旬から12月上旬に大型のカジキが集まる事で有名。

今大会は昨年に引続き、現在世界でもっとも成功しているプロダクト・ボート・メーカーのリヴィエラをメイン・スポンサーに、サブ・スポンサーは高品質のユニークなギャフで世界のトップキャプテンたちの信頼を得ているトップショット・タックルとシマノなどがサポートしている。

参戦しているチームはオーストラリアの各地で選りすぐられた腕に自慢のチームは勿論、バハマ、プエルトリコ、アメリカ、イギリス、ロ
シア、南アフリカ、そして日本から計48チーム、157名のアングラーが参加し、過去最大の大会になった。


嘗てこの大会に参加した日本チームも数少なくない。1988年以降に本大会中に検量された最大魚賞でも3人の日本のアングラーが名を刻んでいる。

92年Denya Daito氏が1012ポンド(459kg)、95年Takaaki Ushimura氏が899ポンド(408kg)、97年にNawaji Shinagawa氏1051ポンド(477kg)を釣っている。
また一昨年の03年にはShiro Kubo氏がチャンピオン・チームと男性アングラーの2部門で優勝していおり、他に男性アングラー部門では93年Hiroki Matsukata氏、95年にDenya Daito氏、97年と99年にNawaji Shinagawa氏の名がリザード・アイランド・ゲーム・フィッシュ・クラブのレコードに刻まれている。
10月8日

ケアンズ空港を11時に14人乗りの小型プロペラ機で出発。殆んどの乗客が、トーナメントの参加者で待ち合わせ中に親しくなった南アフリカ出身で「ノマド」のデッキハンドのティムと、後に分かったが今回僕の乗船する「ミストレス」のゲストのアランとスナッグの2名
も搭乗していた。

12時過ぎに着き、ゲーム・フィッシュ・クラブ会長のボブ・ロー氏の手配してくれた島唯一の宿泊施設の「ヴォヤージズ・リザード・アイランド・ロッジ」のバスに乗ってメインロッジまで数分。
バスを降りフロントに入るとボブ・ロー氏が出迎えてくれた。
彼はこの大会の初期から参戦しているアングラーで90年にはアングラーとして優勝もしており、本クラブ(Lizard Island Game Fish Club)の会長として6度目の大会とのこと。
ボブのアングラーとしての実績も凄くて、グランダーもランディング1回とタグ&リリース4回の合計5尾。
豪は勿論I.G.F.A.の役員も勤める世界的に著名なアングラーの一人でもある。

ボブとその補佐を勤めるレイたちと昼食を共にした後も今回乗船するボートが到着していない。仕方がないのでロッジのレストランのバーカウンターでピニャコラーダを頼んでゆっくり待つことにした。

その間もレストランのスタッフは笑顔で気を使ってくれていて、且つフランク。高級ホテルにありがちなお高く止まってないスタッフと対応が心地いい。午後4時前になっても我が「ミストレス」は現れないので、前夜祭とブリーフィングの行われるマーリン・バーに向かう。

メインロッジからは100m強の距離をコテージを横目に林の間を進むと決してゴージャスとは言えない小屋が現れた。荷物をビーチの脇に置いてその小屋に足を踏み入れると中央の頭上にボブがギャフを掛けたというグランダーの剥製が飾られていた。

ボブやレイが大会の受入れ準備に追われているので、僕も大会要項や景品などを参加艇ごとにセットする単純作業を手伝うことにした。

午後6時過ぎ、やっと乗船するボートが着いた。
デッキハンドのトニーとピーターの乗る4人乗りの小型ゴムボートのテンダーにビーチ・エントリー。
膝まで海につかりながら、荷物を濡らさない様に気を配りつつ乗り込んだ。

ビーチからは300m位沖に「ミストレス」がアンカーリングしていた。
この船は2003年ニュージーランドの零細カスタムボートビルダーが1年強、延べ13000時間の労力を費やして造られた50フィートで生粋のゲームフィッシャーだ。

オーナーのバリーと今回のキャプテンを務める凄腕のブライアン・フェルトンがアフトデッキでどんな奴が来るのかと怪訝な表情と共ににこやかに迎えてくれた。
オーナーのバリーは長年ゴールドコーストをベースに趣味でカジキ釣りを続けており、ハワイのHIBTにも早くから参加している。
ゴールドコーストではルアーのスポーツ・トローリングではトップクラスの腕らしい。リタイアー後もバハマで数ヶ月釣りをしたり、早い時期にはこのグレートバリアリーフ北部でのシロカジキ釣にも来ている。

互いの紹介と船の説明を受けた後、早速南太平洋に沈む夕日を見ながらビールで乾杯。デッキハンドのトニーの作るパスタで軽く夕食を取り、午後8時からの前夜祭に間に合う様シャワーと着替えをし、再度テンダーでマーリンバーに向かった。

今大会独自のルール

各日スタート・フィッシングは11:00でストップ・フィッシングは最終日を除いて17:30の6時間30分。
最終日のみ16:30までとなっており、検量するカジキは最終日の18:30までに検量エリアに持ち込まれないとならい。

トーナメントのエリアは広大で、ケアンズ南東沖のラーフ・リーフからリザード島の北にあるジュエル・リーフまでのグレートバリアリーフに面した外海で全長150海里以上に渡る。
大会の初日と最終日だけはリザード島に戻らなければならないが、それ以外は多くのボートはエリア内のリーフにアンカーリングして島には戻らない。

驚かされるのはこの大会での検量最低ラインはなんと450kg(992ポンド)という事。
450kg以上あるなら検量するが、それ以下は検量に持ち込むな、という事だ。
キャプテンも検量に持ち込むにはそれなりの見識とタグ&リリース得点から除外されるので、チームとボートの2部門で不利になる事も考慮に入れてランディングするかどうか決めなければいけない。

もう一つ日本ではまずお目に架からない興味深い項目が、大会のルールとして明記されている。
それは検量後のカジキはその日の内にカジキのフード・チェイン(食物連鎖)の鎖に繋がる様なエリアで破棄しろとの項目。

日本でこのルールを読んでいた時は自然保護の先進国であるオーストラリアらしいなあと関心していた。

リザード島に着いてボブ会長に聞いた時には
「翌朝まで綺麗なビーチで500kgのカジキが放置されているのはロッジのゲストにも良くないし、においもする。
それにフード・チェインに戻す方が利に適ってるだろ!」とのこと。

氷も使わず持ち込まれるカジキは最高の食材を出すロッジでは引き取れず、切り分けても量がありすぎて引取り手に困るのだろう。

後日、船長のブライアンにも同じ質問をすると、
「それもあるけど、ここではチャーターボートやレジャー船が取った魚は売っちゃいけない。
だから仕方なしに海へ戻してるって事もあるんだよ。」と教えてくれた。

(やっぱり現地に来てみなけらば、想像や予想だけでは分からない事って多いんだなあ!) と
無理やり来て良かったなとカジキに会う前に既に感慨。

ブリーフィング、兼歓迎パーティーも終わり、参加者は勿論デッキハンドやキャプテンたちは話の華を深夜まで咲かせていた。



前夜祭

ビーチにテンダーを引きずり上げ、バーの外まで溢れる人を掻き分け奥に進むと、既に前夜祭兼開会式は始まっていた。

ボブ会長から今回の大会に参加した各チームへ歓迎の挨拶の後、ビュッフェ・スタイルの食事とルール等の説明が行なわれた。

ルールの内容は基本的にIGFAルールに準じているが、いくつか興味深いルールも加わっている。

今大会は以下の6部門で優勝が競われる:

・チャンピオン・タグ&リリース・チーム

・チャンピオン・男性アングラー
(最も多くタグ&リリースした男性アングラー)

・チャンピオン・女性アングラー
(最も多くタグ&リリースした女性アングラー)

・最大魚アングラー
(検量された中で最も重かったカジキを釣上げたアングラー:450kg以下はノーカウント)

・ 各日の最大タグ&リリースをしたチーム

チャンピオン・ボート
(最初の最も多くタグ&リリースしたチームのボートで主にキャプテンが賞賛される)

大会初日

 グレートバリアリーフでの釣りは朝をゆっくり過ごせる。
大会以外でも朝起きて、リーフ内側でアンカーリングしている場合はボートのすぐ下が一級のダイビング・スポット。
顔を洗う代わりにスノーケリングし、ゆっくり朝食を取った後、9時か10時に5、6ノットでベイト(餌)にする魚を釣りながらリーフの外に出て行く。

今回は殆んどの船がリザードアイランドをスタートラインにする。

10時くらいに全艇がロッジの前を一列にパレードした後、各自の狙うポイントに散って行く。

11:00ここでは珍しい鏡のようにベタ凪の中でのスタート・フィッシング。

11:14に今大会の最初のフックアップ・コールをわが「ミストレス」から発報。
120kg位のブラック・マーリンで大きい方の餌に後ろから追いついたと同時に体を弓なりにくねらせて70cmくらいはある餌にかぶり付いて来た。

ブライアンは
「アー、フックアップしないだろう。小さい奴がビッグ・ベイトに飛びつくなんて!」ともらした。
その言葉通り、そのカジキは2回ジャンプして、餌を空中高くほおり飛ばして消えて行った。

オーナーのバリーは
「小さい奴がでかい餌に喰いつくいて来るのはいいサインだ。」って言っている。

VHFでフックオフの報告を本部艇にしたすぐ後に他艇からフックアップの無線が入る。
その3分後、その船からタグ完了の無線、150kgぐらいのシロカジキとの事。毎回痛感するが、ファイト時間の短いこと!

その後も他艇のフックアップ・コールは続くが、3時間ほど我が艇にはバイトもない。




船長のブライアンはツナタワーを使わない。
僕は船長の邪魔になりたくないのと、これから起こる一部始終を逃さぬ様に見ようとツナタワーの上に登らせてもらう事にした。

フルタワーの上にいてもゆっくり昼寝ができるほどの凪いだ海面は太陽が高い位置にある時はカジキが追って来ても目視しにくかった。
最初の定時報告の無線が終わって1時間もしただろうか、フッと何気ない殺気を感じ、視線をベイトに向けると最初のカジキの倍以上はある影がベイトを追っている。

すぐにブライアンに知らせようとした時には既にベイトはカジキの口の中。

アウトリガーのリリース・クリップが外れ、すかさずブライアンがシフトをニュートラルポジションにし、最初のアングラーのバリーがリールをフリースプールにしてカジキは餌を飲み込むのを待つ。

ここグレートバリアリーフのカジキ釣りでは稀にライブベイト(生餌)も使うが、殆んどがデッドベイト(死んだ餌)を使用する。
左右どちらかにスイムベイトと呼ばれる30cm強から60cm位のサワラに似た餌を使い、エラや内臓を取除いて鉛を埋め込んだり、ステッチしたりし、本当に魚が泳いでるような仕掛けをする。

また、もう一方はスキップベイトを多用して、水面をバシャバシャ跳ねる様に曳く。
このスキップベイトは1mを越すようなスパニッシュ・マッカレルや10kgに近いキハダマグロ等を使う事もしばしば。

艇速は6ノット前後、ドロップバックと呼ばれる遊びを30m位はとっており、船のゆき足が止まるまでにラインを引っ張らないようにし、カジキが違和感を感じず餌を飲み込めるようにしている。

ボートが止まり待つこと暫し、その間にもデッキハンドのトニーとピーターがもう一方のベイトとセンターに流していたルアーを回収した。

ラインが明らかに魚だと分かる速さで横方向に引っ張られ始めた、と同時にバリーがドラッグレバーをストライク・ポジションに上げ、ブライアンがスロットルを前進に入れ加速。

3、40mは前進しただろうか。

ブライアンはフックアップを確信したのかスロットルを下げ、デッドスロー。
ロッドは弓なりに曲がり、リールはクリック音を重く響かせている。
数秒後に100m後方でカジキが上半身を海面にせり出してその頭を左右に振って針を外そうともがいている。

ブライアンはスロットルをバックに入れ、カジキに向かって5ノット位で追いかける。アングラーのバリーは懸命にラインをリールに巻き取っている。

40m位まで来た時にカジキが潜り始め、それから1分ほどはラインがどんどん下に出る。

130ポンドのリールのドラッグ値はストライク位置で38ポンド(約17kg)に設定されている。

ラインの出が止まるとバリーが腰を浮かせて全体重を使ってのポンピング。

ラインは徐々にリールに巻かれ始めた。

残り20mくらいだなあと思った途端、弓なりのロッドが真直ぐに戻り、ラインテンションがなくなった。

リーダーの先に針が付いたままボートに戻ってきた。

フックオフのVHFを本部に報告。

その後当たりなく初日を終え、ゲスト2人がロッジにとまっている為、リザード島に戻る。

ゲスト2名はロッジ前で出迎えのテンダーボートに移り、明日はビッグフィッシュを!
と夕焼けでピンクオレンジに染まる海上で別れ、アンカーリングする場所に戻る。

アンカーを打ち、メインエンジンを落とすと急に静かな風と微かな発電機の音と船体に当たる小さな波の音の世界が広がる。

各自ビールやらコーラやら手にして、別に乾杯するでもなく勝手に飲み始める。

今日はオーナーのバリーがラムステーキをアフトデッキで作り始め、適当にシャワーを浴びる。


大会初日の全体の釣果はストライク数が65、そのうちフックアップが40あり、タグ&リリースが20あった。
2日目

依然当たりなし。

14:00過ぎにボブ会長も無線を握る本部艇が女性チームを乗せて900ポンド(400kg超)クラスのカジキを我々の近くでかけた。

500m位離れたタワーから見ていた僕は本部艇のリヴィエラ51が止まるのを見付け、じっと目を凝らしているとフルタワー
にクローズドFBのシルバーハルのその船体が前進するのと同時に、その60m位後方でかなり大きな飛沫が炸裂するのが分かった。

それから本部艇はかなりの速度でバックを続け、あっという間に5、600m沖に移動していた。

本部艇がヒットしてすぐブライアンに知らせていたので近くまで寄せてくれたが、魚が激しく動き回るのであまり近くに寄れなかったが、それでもまるでサイや大型の闘牛位ありそうな大きさの魚体が飛んだのを数回見れた。

僕らが見た数回のジャンプを最後にその姿を海面に表さないまま1時間30分のファイトの末、残念な事にサメにやられたと
の無線が入った。


その無線の入る少し前にやっと僕らはその日最初のカジキとファイトできた。

センターに流していたルアーに160kgくらいのカジキがかかり、5分後の16:23にタグ&リリース。

やっと1本のタグが打てたが、それから、6日目までポイントの選択は悪くなかったのにカジキが僕らのベイトを嫌って喰わない。

1度はもう後10数センチまで来たのに口を使わず、僕らのベイトから離れて数分後に150m横にいた日本にも良く来ていたディーノが操るボートにダブルヒットしたりもした。

3日目のストップフィッシング1時間前などは半径1km弱にいる周りの船の殆んどがファイトしていて、その内2艇はグランダークラスって言う状況だった。

「僕らは周りの船のティーザーだなあ!」って
酒のあてにしかならない状態が最終日まで続いた。

愛媛の大海氏が乗る「シーベイビー4」がコンスタントに毎日1、2尾のタグを成功させ、5日目までトップを争っていた。


6日目僕は本部艇のリヴィエラ51「ファッシネイション2」に移動。
この「ファッシネイション2」はリヴィエラとMTUが共同所有する船でボビー・ジョーンズがマーリンシーズンにリースしているボートだ。
このキャプテンも技術、経験、人格共に優れた人物の様で、35才からフルタイムのチャーターボートの船長を始め、既に22年間この世界を楽しんでいる一人で他のキャプテン達からも信頼が厚い。

スタートフィッシング1時間弱で100kg弱のカジキが喰い付いたが、バックフリップをして餌を吐き出しフックオフ。

その後600ポンドクラスのタグに成功した。


 最終日再び「ミストレス」で出航、昼過ぎに300ポンド弱をタグ。

残念ながら今回僕が乗ったボートでのグランダーとの出会いはなかった。

しかし、やっぱり無理を押してきて良かったのは、ここはカジキ釣りの世界でのメジャーリーグのようなところで、世界のトップのキャプテンやアングラー、夢多き若きデッキハンドやジャーナリスト等が集う数少ない「Best of the Bests」で、多くの素敵な出会いがあったこと。

最終日には飛行機で会ったティムの乗る「ノマド」もグランダーとファイトしタグに成功。

ティムと表彰式の後に会ったら
「入賞できなかったけど、今日はいい日だった。
あのマーリンバーに吊り下げられてるマーリンより大きい奴に会えたよ。」と笑顔で話してくれた。
大会全体としては以下の結果になった。

総数:ストライク573、フックアップ361、タグ&リリース194
(そのほか自己申告制で否認定になったタグ&リリースが11)。

タグが打たれた194尾の推定重量別内訳は300ポンド以下が81尾、300〜500ポンドが51尾、500〜700ポンドが19尾、700〜900ポンド18尾、900ポンドオーバーが25尾。


大会各部門入賞者

・チャンピオンタグ&リリースチーム:「テネッシャス」 14 tag

・チャンピオン男性アングラー:Mr. John Angus 11 tag

・チャンピオン女性アングラー:Ms. Carmen Darcy 4 tag

・最大魚アングラー : 検量なし

・各日の最大タグ&リリースをしたチーム
Day 1, 「アルーア」 2 tags.
Day 2, 「ミスター・ビル」 2 tags
Day 3, 「リール・チェイス」 3 tags
Day 4 「マヌ・カイ」 3 tags
Day 5 「アイオナ」4 tags
Day 6 「テネッシャス」 4 tags
Day 7 「インクワージ」 5 tags.

・ チャンピオン・ボート : 「テネッシャス」
キャプテンはシャーキーで大会で最も若いキャプテンの一人。

唯一の日本チームの大海氏は10本のタグを成功させ、男性アングラー部門第3位になっている。

来年2006年の大会は第20回の記念大会となる。

日程は10月の14日から21日で日本からの参加チームも歓迎している。

詳しくは http://www.lizardislandgfc.asn.au/
ウエッブを見て頂きBob Lowe会長宛てにメールするか、日本再度でのサポートが必要な時は info@topgun-fishing か078-842-3281にファックスでトップガンフィッシング、ア山宛にお問合せ頂きたい。

参考までに来年からはタグ&リリースのみの大会となり最大魚部門がなくなる。

結局開会式の後から表彰式までの7日間は一度も陸地に立たぬままの船上生活。

15日は再び「ミストレス」で船中泊し、翌16日早朝に60マイルほど離れたクックタウンまで同乗させてもらった。

クックタウンに戻った夕方、今大会参加艇の内の1艇が10歳の少年の釣り上げた690ポンドのクロカジキと共に桟橋に戻った。

多分、クロカジキのジュニア世界記録となるだろうとのこと(ラインクラスは不明)。



レポート:ア山 貴司
(トップガンフィッシング代表)


カジキ釣りのプロ・ガイド兼ドライバーを続ける中で安全で確実なテクニックや多くの優れたタックルに出会いカジキ用の道具の紹介もしている。

今回のサブ・スポンサーで高品質のギャフやタグスティックを製造するトップショットの日本での最初
のディラーで、トップガンルアーの総代理店でもある。

問合せは info@topgun-fishing でお受けできます。
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